- アフリカの「ビッグ5」と呼ばれる富裕層市場は、南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、モロッコ、ケニアです。
- 一人当たりの富に基づくと、アフリカで最も裕福なのは南アフリカ人に続いてモーリタニア人です。
国の富とは、「その国に住むすべての個人が保有する、すべての資産（不動産、現金、株式、商業的利益）から負債を差し引いた正味の資産」を意味します。
- アフリカで保有されている富の合計は、「過去10年間（2008年〜2018年）でわずか14％しか増加していない」と報告書は述べています。
- 十分に信頼できるソースがないため、アルジェリア、コンゴ民主共和国、ジンバブエのデータは報告書に含まれていません。
アフリカは世界の人口の16%を占めているにもかかわらず、2,040億ドルの世界の富の1%しか蓄積していません。
- アフリカの富の合計は2.2兆ドル。
- アフリカの富の少なくとも42％（9億2,000万ドル）は、富裕層が保有しています。
- 23人の億万長者がアフリカ大陸に住んでいます。
- アフリカ人1人あたりの純財産は平均1,900ドルで、世界の27,000ドルと比べても遜色ありません。
将来の展望
AfrAsiaは、アフリカ大陸で保有される総資産は今後10年間で35%増加し、2028年には3兆ドルに達すると予測しています。
モーリシャス、ガーナ、ルワンダ、ウガンダは、アフリカ大陸で最も業績の良い国として浮上しており、今後10年間で富が2倍以上になると見られています。
南アフリカ、タンザニア、コートジボワールは、30%前後の緩やかな富の成長が見込まれています。
モロッコ、エジプト、ナイジェリアは、10%から20%程度の低い成長しか見込まれていないため、困難に直面する可能性があります。
南アフリカの悩み
南アフリカの経済的な悩みは続いていますが、総資産は6,490億ドルで、大陸で最も裕福な国であることに変わりはありません。 レポートでは、大規模な公開企業の不始末、通貨安、不動産市場の低迷、富裕層の流出などの要因が挙げられています。
安全性はどの国でも成長の重要な原動力の1つですが、モーリシャスはその中でもトップです。
報告書によると、モーリシャスはアフリカで最も安全な国であると評価されています。
報告書はモーリシャスの優れたパフォーマンスの理由として、盛んな金融セクター、住宅・商業用不動産価格の上昇、過去10年間の多数の富裕層の移民などを挙げています。
この記事はJeune Afriqueに掲載されました。