カレーという言葉は、タミル語でスパイスの効いたソースを意味する「kari」に由来しています。 南インド料理でよく見られる、スパイシーな肉汁を使った料理を指します。 カレーパウダーは、インドのスパイスをあまり使ったことがない非インド人の料理人にとって便利です。 スパイスを適切な量で提供してくれるので、経験の浅い人でもスパイスを個別に計量する必要がありません。
では、唐辛子が多いからカレー粉は辛いのでしょうか?
では、唐辛子が優勢なので、カレーパウダーは辛いのでしょうか? 辛さには地域性がありますので、どの程度の辛さをブレンドするかがポイントになります。
ここで注意していただきたいのは、マサラはカレー粉とは呼ばれていませんが、厳密には同じものだということです。 マサラとは単にスパイスのブレンドという意味で、カレー粉もその範疇に入ります。
辛いカレー粉
個々のブレンドによって辛さは異なりますが、辛いカレー粉のほとんどは、同じ地域で作られています。
ビンダルー カレー粉
ビンダルー カレー粉は、最も辛い南インド料理の一つの風味を再現しています。 数あるカレー粉の中でも最も辛いと言われています。 マドラスカレーパウダーと同様に、ヨーロッパ人の味覚に合うようにインドのスパイスをブレンドして作られているのが特徴です。 ヴィンダローはポルトガル料理のヴィンダルホスに由来します。 ヴィンダローは、その料理をインド風にアレンジしたものです。
マドラスカレーパウダー
マドラスカレーパウダーも南インドで使われるスパイスを使ったスパイシーなメニューですが、インド料理にはマドラスカレーパウダーというものはありません。
Moderate curry powders
Malaysian curry powder
Malaysian curry powderもヨーロッパの影響を受けたインドのスパイスをブレンドしたものです。
タイカレーパウダー
タイの伝統的なカレー料理は、パウダーではなくカレーペーストで作られますが、パウダーもあります。 黄色いタイカレーパウダーには、ターメリックやその他のスパイスが含まれていますが、ガランガルやレモングラスなどのタイのハーブやスパイスが含まれていることもあり、イギリス・インド系のブレンドに見られます。 レッドカレーパウダーは、ターメリックを使用せず、赤唐辛子を使用しています。
マイルドなカレーパウダー
ヴァドゥヴァン
ヴァドゥヴァンは、ヴァダガムと呼ばれるインドのスパイスブレンドをフランス風にアレンジしたものです。 かつてフランスの植民地であったインドのポンディシェリー移住地で、フランス人シェフが作ったのが始まりです。
ジャマイカのカレー粉
イギリスの植民地であったジャマイカの食文化は、イギリスの影響を強く受けていたと言われています。 その影響を受けてカレー粉が採用され、それが現地の人々の好みに合わせて改良されていったのです。
日本のカレー粉
最もマイルドなカレーと言われている日本のカレー粉は、多少コショウが効いていますが、通常はマイルドです。 本格的な味の日本のカレー粉を作るには、自分でスパイスを揃える必要があります。伝統的な日本のカレー粉は、粉状ではなく、ブイヨンキューブのようなブロック状で販売されています。 材料は一般的なカレー粉と同じで、ターメリック、カルダモン、フェヌグリークなどが含まれています。