ドライマウスとは、臨床的には口腔乾燥症として知られており、口の中の唾液が不足している状態を表す言葉です。
唾液は、バクテリアの量をコントロールしたり、歯や歯茎の酸のバランスを整えたり洗い流したりする働きがあります。
ドライマウスの症状
ドライマウスの明らかな症状は、口の中の水分が不足していることです。
その他のドライマウスの症状は以下の通りです。
- 口角の炎症
- 歯茎の炎症（歯肉炎）
- 口腔鵞口瘡（舌や頬にできる酵母や真菌の感染症で、抗生物質の服用後に起こることもある）
口腔鵞口瘡の症状としては、口の中の白い斑点、舌の赤み、唇の角の皮膚のひび割れなどが挙げられます。
ドライマウスの原因
糖尿病の人は、血液や唾液中のグルコース濃度が高いため、ドライマウスや鵞口瘡などのイースト菌感染症にかかりやすいと言われています。
その他の原因としては、脱水症状、喫煙、一部の薬などがあります。
ドライマウスを治療し、その影響を軽減する方法
- 血糖値を推奨範囲内に保つ
- 歯列矯正器具や入れ歯を、必要に応じて毎食後に磨く
- 水分補給を行い、水を持ち歩く
- アルコールを含まないジェルやマウスウォッシュを使用する。
- 非アルコール性のジェルやマウスウォッシュを使用する
- 唇の乾燥や炎症がある場合は、リップクリームを使用することをお勧めします（特に唇の角）
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