20世紀後半の現代音楽には、ワードペインティングの例がいくつかあります。
ひとつの例は、ガース・ブルックスの「Friends in Low Places」という曲にあります。 ガース・ブルックスの「Friends in Low Places」という曲では、サビの部分でブルックスが「Low」という言葉を低音で歌っています。 同様に、ザ・フーのアルバム『トミー』に収録されている「スマッシュ・ザ・ミラー」という曲には、”Rise, rise, rise, rise, rise, rise, rise, rise, rise, rise, rise…. “というセリフがあります。
レナード・コーエンの「ハレルヤ」にもワード・ペインティングの例があります。
ジャスティン・ティンバーレイクの「What Goes Around」という曲にもワード・ペインティングの例があり、「It goes like this the fourth, the fifth, the minor fall and the major lift, the baffled king composing hallelujah」という歌詞は、曲のコード進行を意味しています。
ジョー・コッカーとジェニファー・ワーネスが録音した「Up Where We Belong」のサビでは、「Love lift us up」の部分でメロディが上昇しています。
ジョニー・キャッシュの「Ring of Fire」では、「down, down, down」と歌うと音が上がっていき、「higher」と歌うと高い音から低い音に下がっていくという逆のワードペインティングがあります。
ジョー・アリソンとオードリー・アリソンの曲「He’ll Have to Go」のジム・リーヴスのバージョンでは、歌手の声が「I’ll tell the man to turn the juke box way down low」というラインの最後の単語で沈みます。
ウォーレン・ジーヴォンの曲「Carmelita」で「I think I’m sinking down」と歌うとき、彼の声は「down」という単語で沈みます。”
リチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの「My Romance」では、「My romance doesn’t need a castle rising in Spain」という部分の「Rising」という単語で、メロディが高音にジャンプしています。
ジョージ&アイラ・ガーシュウィンの「They Can’t Take That Away from Me」の録音では、エラ・フィッツジェラルドなどが「the way you sing off-key」というフレーズで、「key」という単語でわざと間違った音を歌っています。
また、『メリー・ポピンズ』の「A Spoonful of Sugar」では、「Just a spoonful of sugar helps the medicine go down」の部分で、「go down」という言葉が低い音から高い音に跳ね上がってしまうという逆の現象が起きています。
Luis Fonsiの「Despacito」では、最初のサビの部分で「despacito'(slowly)」という言葉が出てくると、音楽がスローダウンします。
Secret Gardenの「You Raise Me Up」では、サビの最初に「you raise me up」という言葉が音階を上げて歌われています。
Queenは多くの曲でワードペインティングを使用しています(特にリードボーカルのフレディ・マーキュリーが書いた曲で)。
クイーンは多くの曲(特にリードシンガーのフレディ・マーキュリーが書いた曲)でワードペインティングを用いています。
クイーンも音楽録音技術を利用したワードペインティングを行っており、「キラー・クイーン」では、17小節目の「レーザー・ビーム」という言葉の部分でボーカルにフランジャー効果をかけています。