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- 能動的免疫
- 受動的免疫
ある病気に対する免疫は、その病気に対する抗体が体内に存在することで得られます。 抗体とは、毒素や病気を媒介する生物を中和または破壊するために体内で作られるタンパク質です。 抗体は病気に固有のものです。
免疫には、能動的なものと受動的なものの2種類があります。
能動的な免疫
能動的な免疫は、病気の生物にさらされたときに、免疫システムがその病気に対する抗体を作るきっかけとなります。 病原体との接触は、実際の病気に感染することで起こる(自然免疫)か、ワクチン接種によって病気の病原体を殺したり弱めたりすることで起こる(ワクチン誘発性免疫)かのどちらかです。 いずれにしても、免疫を持った人が将来その病気に接触した場合、その人の免疫システムはその病気を認識し、それに対抗するために必要な抗体を直ちに産生します。
能動的な免疫は長続きし、時には一生続くこともあります。
受動免疫
受動免疫とは、人が自分の免疫システムで抗体を作るのではなく、病気に対する抗体を与えられたときに得られるものです。
新生児は胎盤を通して母親から受動免疫を得ます。
新生児は胎盤を介して母親から受動免疫を獲得しますが、特定の病気から即座に身を守る必要がある場合は、免疫グロブリンなどの抗体を含む血液製剤を投与することでも受動免疫を獲得することができます。
しかしながら、受動免疫は数週間から数ヶ月しか持続しません。
Journal Articles on This Topic
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