大陰唇癒合症の治療
大陰唇癒合症または癒着は、通常、治療せずに自然に分離します。
大陰唇癒合症の治療は、問題や不快感の原因となる、おしっこの後に水が垂れるなどの他の症状がない限り、推奨されません。
治療は、エストロゲンクリームまたは軟膏を毎日塗るか、ごくまれに外科的分離を行います。
エストロゲンクリーム
クリームや軟膏を少量ずつ、外陰部の内唇の融合の中心線上に毎日塗ります。
これを4~6週間続け、膜が溶け始め、最終的に大陰唇が完全に分離するまで続けます。
大陰唇の縁が適切に治癒し、再び大陰唇が癒着するのを防ぐために、癒着が離れた後も数ヶ月間、おむつかぶれクリームなどのエモリエント剤を塗り続けます。
エストロゲンクリームや軟膏は、特に数週間以上使用した場合、時折副作用を引き起こすことがあります。
副作用には次のようなものがあります:
- 性器周辺の刺激
- 性器周辺の皮膚の一時的な黒ずみ
- クリームや軟膏の使用を止めた後の膣内の斑点や出血
副作用は、エストロゲンクリームや軟膏の使用を止めた後に治まるはずです。
手術
口唇癒着の治療に手術が必要になることは非常にまれです。
以下のような場合に検討されます。
- エストロゲンクリームや軟膏が効かない場合
- 癒着が特に厚くてひどい場合
- 膣内におしっこが溜まっていて、おしっこをした後に垂れ流しになったり、外陰部の痛みの原因になったりする場合
唇癒着は比較的簡単に分離できます。
外科的分離は通常、全身麻酔で眠っている状態で行うか、局所麻酔で患部を麻痺させた状態で行います。
大陰唇の縁が適切に治癒し、再び大陰唇の癒合が形成されるのを防ぐために、その後数週間、おむつかぶれクリームやワセリンなどのエモリエント剤を大陰唇に塗ることをお勧めします。
エストロゲンクリームでも手術でも、治療後に癒合が再発する可能性は高いです。