動物細胞や他の真核細胞と同様に、植物細胞にもDNAを格納する核があります。 しかし、植物細胞と動物細胞との間には、いくつかの重要な違いがあります。 まず、動物細胞とは異なり、植物細胞は原核細胞の細胞壁とは大きく異なる細胞壁を持っている。
動物細胞にも植物細胞にもミトコンドリアがあります。
動物細胞にも植物細胞にもミトコンドリアがあります。ミトコンドリアは、ブドウ糖と酸素を使って細胞呼吸を行い、細胞全体を動かす分子であるATPを作り出します。 一方、植物細胞には、ミトコンドリアのほかに、光合成に不可欠な「葉緑体」という構造物があります。
ミトコンドリアと葉緑体は、核のDNAとは別に、独自のDNAを持っていることをご存知でしたか?
動物細胞にはなく、植物細胞に存在するもう一つの構造が中心液胞です。 植物細胞では、中心液胞は、細胞を支えるための大きな液胞を水で満たしておくことで、鼓動圧を維持するために使われています。
植物細胞と動物細胞の簡単な比較
ここでは、動物細胞に特有の構造と、植物細胞に特有の構造を対比させています。
動物細胞のみ |
植物細胞のみ |
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セントロソーム セントリオール |
細胞壁 中心窩 中心窩? |
細胞壁 中心液胞 葉緑体 形質細胞 |
目に見える体の生物学
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