Articles

胞子プリントの作り方

Posted on

logo

キノコやその他の種類の菌類の胞子プリントを作成する主な理由の1つは、識別のプロセスに役立つことです。 例えば、白っぽい胞子を持つAmanitaeae、錆びた茶色の胞子を持つCortinariaceae、ピンクっぽい胞子を持つEntolomataceaeなどです。

いくつかの科では、白っぽい胞子を持つ属もあれば、黄色の胞子や黄土色の胞子を持つ属もあります。

Preparing a mushroom spore print

Mushroom cap, view of gills

Step 1. キャップを裏返したときに、エラが紙に密着するように茎を外します。

スポアプリントの進行状況

ステップ2. エラを下にしてキャップを白い紙の上に置きます。 胞子が白くないキノコでも、これで大丈夫です! 胞子が白くないキノコの場合は、黒い紙や透明なプラスチックやガラスを使いましょう。

森のキノコ

ステップ3. キャップの上にタンブラーを置き、乾燥を防ぎます。 タンブラーは2~3時間置いておきます。 ここで便利なヒントがあります。小さなキノコの中には、蓋をしてもすぐに乾いてしまうものがありますが、濡れたティッシュペーパーを蓋の上に置いておくと、この問題を避けることができます。

完成した胞子プリント

ステップ4. タンブラーを外してから、キャップを慎重に持ち上げます。 胞子プリントを保管したり、展示用に何枚か作成する場合は、取り扱い中に胞子のパターンが汚れないようにする必要があります。 完成した胞子プリントに、アーティスト用の透明なワニスを吹き付けます。

他の種類の菌類から胞子プリントを作る

ボレトイド菌(胞子を管の中に作るもの)とヒドロイド菌(胞子を棘の上に作るもの)は、えらのある菌類と全く同じ方法で扱うことができ、それぞれの胞子プリントは点や輪のパターンで構成されています。

ペジーザなどのカップ状の菌は、受胎面を下にして置きます。 その結果、胞子のパターンは円盤状になりますが、もちろん鰓や孔や棘のパターンはありません。

フラスコの菌類、例えばDaldinia種は、その複雑な果実体(ストロマータ)の周りに胞子を投げるので、プリントパターンは以下に示すように、菌類の標本の下ではなく、近くに作られます:

Spore print in progress - Daldinia concentrica

ページのトップへ。…

Fascinated by Fungi, 2nd edn, hardback

この情報がお役に立ちましたら、パット・オライリー著の「Fascinated by Fungi」も大変お役に立てると思います。

First Natureのその他のネイチャーブック…

Pat O'Reilly'Reilly

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です