81人の労働者と2人の家庭人の剖検または生検で得られた組織を化学的に消化したものである。 回収されたアスベスト繊維は分析用透過型電子顕微鏡で特徴づけられた。 83名の死因は、中皮腫33名、肺癌35名、石綿症12名、その他の癌3名であった。 市販されている3種類の主要なアスベスト繊維のうち、アモサイトが最も多く、約76%の症例に発生し、次いでクリソタイルが約60%、クロシドライトが約24%であった。 アモサイトは約22%、クリソタイルは約17%の症例で単一の商業繊維として観察されたが、クロシドライトとトレモライトは約2.5%の症例で単一の繊維タイプとして観察されたのみであった。 クリソタイルとトレモライトが混在していた15例では、常にクリソタイルの繊維量がトレモライトを上回っていた。 しかし、クリソタイルが検出されなかった10例にもトレモライトが検出されました。 アモサイトが4件、アモサイトとクロシドライトが3件、クロシドライトのみが1件であった。 アモサイトは、調査したすべての断熱材作業者の肺に存在し、この暴露カテゴリーでは最も高い濃度で検出された。 クリソタイルの濃度が最も高かったのは、一般職業の労働者であった。 造船業従事者の肺に最も多く見られたが、クロシドライトの濃度は調査した暴露グループ間で統計的な差はなかった。 20例でクロシドライトが発見されたが、そのうち18例ではアモサイトが付随していた。 20例のうち11例は造船所の労働者によるものであった。 中皮腫の8例のうち、7例にアモサイトが含まれていた。 クロシドライト単独は、分析した33例の中皮腫のうち1例のみであった。 結論として、クロシドライトへの曝露は米国の絶縁体作業者に発生しており、その他の作業者にも大きな割合で発生していること、絶縁体作業者は主にアモサイトに曝露されていること、混合繊維への曝露は単一繊維への曝露よりも多くの中皮腫と関連していること、クリソタイルのみへの曝露は調査した中皮腫症例の約12%と関連していること、トレモライトへの曝露がクリソタイルへの曝露と関連している場合、クリソタイルの量は関連するトレモライトの量を上回ること、などが挙げられる。