Articles

Bookshelf

Posted on

Ambulatory Blood Pressure Monitoring

Ambulatory blood pressure monitoring (ABPM)は、日常活動や睡眠中のBPに関する情報を提供します59。 血圧には再現性のある「概日性」プロファイルがあり、起きているときや精神的・肉体的に活動しているときには高い値を示し、休息時や睡眠時にはずっと低い値を示し、早朝には睡眠から覚醒への移行期に3時間以上にわたって上昇します60。これらの装置では、コロトコフ音を測定するマイクか、オシロメトリック技術を用いて動脈波を感知するカフを使用します。 24時間のBPモニタリングは、患者のすべての活動時に複数の測定値を提供します。 血圧の上昇に伴うリスクと低下に伴うメリットを証明した数多くの研究では、オフィスでのBP値が使用されてきましたが、オフィスでの測定にはいくつかの欠点があります。 例えば、ホワイトコート効果(主に医療環境下でのBPの上昇)は、高血圧と診断された患者の20~35%もの人に認められています61

外来でのBP値は、通常、クリニックでの測定値よりも低くなります。 覚醒時の高血圧患者の平均的な血圧は>135/85mmHgで、睡眠中は>120/75mmHgとなります。 ABPMによるBP測定値のレベルは、オフィスでの測定値よりも標的臓器傷害との相関性が高いとされています15。ABPMはまた、上昇しているBP測定値の割合、全体的なBP負荷、および睡眠中のBP降下の程度を測定することができます。 ほとんどの人は夜間にBPが10〜20%低下します。このような低下が見られない人は、心血管イベントのリスクが高いと思われます。 さらに、最近の報告では、24時間の平均血圧が135/85mmHgを超えたABPM患者は、診察室での血圧のレベルにかかわらず、24時間の平均血圧が<135/85mmHgの患者に比べて、心血管イベントを起こす可能性が約2倍高かったとされています62,63

ABPMの使用の適応を表5に示します。 白衣高血圧が疑われる患者を評価するために、ABPMに対するメディケアの償還が行われるようになりました。

表5.

表5

外来血圧測定が役立つと思われる臨床的状況

外来血圧測定が役立つと思われる臨床的状況。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です