Definition
Fractional excretion of Sodium (FENa)とは、腎臓でろ過され再吸収された量と比較して、尿から体外に排出される塩分(ナトリウム)の量のことです。
FENaは検査ではなく、血液や尿中のナトリウムやクレアチニンの濃度に基づいて計算されます。
別称
FEナトリウム; FENa
検査の実施方法
血液と尿を同時に採取して検査室に送り、塩分(ナトリウム)とクレアチニンの濃度を調べます。
静脈から血液を採取する方法については、静脈穿刺を参照してください。
尿を採取する方法については、クリーンキャッチ尿をご覧ください。
検査の準備方法
医師の指示がない限り、通常の塩分量で通常の食事をしてください。
医療従事者は、必要に応じて、検査結果を妨げる可能性のある薬物を中止するよう指示します。
検査の感じ方
採血のために針を刺すとき、中程度の痛みを感じる人もいれば、チクッとした痛みしか感じない人もいます。
検査を行う理由
この検査は、通常、急性腎不全で重症の患者さんに対して行われます。 この検査は、尿量の低下が腎臓への血流低下によるものなのか、それとも腎臓の損傷そのものによるものなのかを判断するのに役立ちます。
異常な結果が意味するもの
この検査を意味あるものとして解釈できるのは、尿量が1日あたり500mL未満に低下した場合だけです。
FENaが1%未満の場合は腎臓への血流低下を、1%以上(通常は3%以上)の場合は腎臓の損傷を示唆しています。
リスクとは
採尿にリスクはありません。 採血のリスクは以下の通りです。
- 大量の出血
- 失神やふらつき
- 血腫(皮膚の下に血液がたまる)
- 感染(皮膚が破れたときにわずかなリスクがある)
- 血液採取のリスクは以下の通りです。
- 静脈を見つけるための複数回の穿刺
特別な考慮事項
この検査は、突然の尿量減少などの特定の状況でのみ価値があります。
Landry DW, Basari H. Approach to the patient with renal disease. In: 腎臓病患者へのアプローチ。 24th ed. フィラデルフィア, PA:
Review Date: 12/19/2011
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