xmlns=”http://www.rsc.org/schema/rscart38我々は、二元的な球状コロイド粒子のパックフィルムにおける複屈折を調査した。 粒子膜は、2つの異なる直径を持つコロイド粒子の混合懸濁液を乾燥させることで得られた。 その結果,大粒子と小粒子の直径と体積比に応じて,正負の複屈折が観察された。 大粒子と小粒子の直径が同じくらいだと,フィルムは正の複屈折を示した。 大粒子と小粒子の直径が同程度の場合,フィルムは正の複屈折を示したが,直径比が大きく,大粒子の体積比率が最適なフィルムでは,負の複屈折または正の複屈折が弱くなることが確認された。 負の複屈折や弱くなった正の複屈折の膜では、大粒子は充填された小粒子の中に埋め込まれていた。 我々は、大粒子の周りに小粒子の単一のシェル層が形成されるパッキング構造を提案した。 このモデルを用いて,大粒子の必要な体積比を推定したところ,最適な体積比とよく一致していた。 二元系コロイド粒子のパッキング構造と複屈折の関係について考察した。