アサイーボウルは、ナッツやミューズリー、上にのったかわいいフルーツなど、どれも健康的に見えますが、実際のところ、言われているほど健康的なのでしょうか?
まだSNSで見たことがない人もいるかもしれませんが、アサイーボウルとは、アサイーとフルーツをブレンドした美しい紫色のピューレの上に、グラノーラやピーナッツバター、さらにフルーツなどの甘美な食材をトッピングしたものです。 アサイーボウルが有名になったのは、見た目のおいしさだけでなく、健康効果が期待できるからです。 アサイーには、高い抗酸化作用、コレステロール値の改善、脳機能の向上、さらには抗がん作用があると報告されています。
THE PROS
健康的な成分
無論、アサイーボウルには健康的な天然成分が配合されています。
アサイーの実
アサイーの実は、栄養価が高く、強力な抗酸化物質の供給源でもあります。 アサイベリーには、ブルーベリーの約10倍もの抗酸化物質が含まれています。
アサイベリーは糖分が少なく、食物繊維も豊富なので、果実だけを見ても大きな可能性を秘めています。 残念なことに、アサイーはアマゾン産で、非常に腐りやすいため、保存期間を延ばすためにピューレやパウダーにして砂糖を混ぜることが多いのですが、その過程でアサイーの植物化学物質や繊維質、健康上の利点が損なわれてしまうのです。
短所
糖分が多い
主な原材料がリンゴジュース、フルーツ、アサイーピューレ、グラノーラであることを考えると、1回の摂取で最大50gまたは小さじ10杯の糖分(1日の推奨糖分摂取量の90%以上)を摂取することになり、糖分が多いことがわかります。 砂糖のほとんどは果物に含まれる天然の果糖ですが、栄養素や抗酸化物質の摂取量を差し引いても、砂糖の量は多すぎます。
エネルギー密度
残念ながら、アサイーボウルやスムージーボウルは非常にエネルギー密度が高いです。 アサイーボウルは主にフルーツを使用しているため、ほとんどが糖分と単純な炭水化物で、健康的な脂肪や低GI炭水化物、タンパク質が少なくなっています。 炭水化物が多く、タンパク質が不足しているため、朝食は体内で速やかに分解・吸収され、昼食時まで満腹感を維持することが難しくなります。
ポーションコントロール
人気のスムージーボウルのもう一つの危険な罠は、気づかないうちに大量のポーションを食べてしまうことです。 アサイーピューレとフルーツを混ぜると、食物繊維が分解されて失われるため、フルーツを丸ごと食べたときのような満腹感は得られません。 また、ピューレ状になっているので、噛むこともありません。 噛むことで、食べるスピードが遅くなり、脳に食事をしているという信号が送られ、消化ホルモンの分泌にも影響を与えます。
つまり、アサイーはピューレ状になっているので、体が処理して満腹の信号を送る時間が短くなり、食べ過ぎてしまうことが多いのです。
トッピング
ついついトッピングをしたくなりますが、これは良いことよりも悪いことの方が多いかもしれません。 グラノーラやドライフルーツを加えると、カロリーや糖分が急上昇します。 ドライフルーツはGI値が高いので、炭水化物が体内に素早く吸収され、血糖値が急上昇します。
THE VERDICT
結局のところ、これらのスムージーやアサイーボウルは、写真映えすることは間違いないし、「グラム」を稼ぐのにも適していますが、栄養面ではあまり優れているとは言えません。 カロリーは500kcal以上、砂糖は50g以上あり、もっと栄養価の高い朝食があるはずです。 たまのご褒美やおすそ分けにはいいかもしれませんが、地味なアサイーボウルだけで健康になろうとするのはやめたほうがいいでしょう。