いくつかのテーマについて調べていたところ、面白いことに気がつきました。 カンパリは、国によってアルコール度数が大きく異なるだけでなく、特徴的な赤を作るための着色料も国によって異なるのです。
ご存知のように、カンパリの着色には、南米原産でウチワサボテンにつく鱗翅目(りんしもく)の昆虫であるコチニールが使われていました。
2006年にコチニールの使用が中止されましたが、実はどこでも使用できるわけではありません。
2006年にコチニールは廃止されましたが、どこでも使えるわけではありません。 アメリカでは単に「人工的に着色された」としか表示されていないものが、ある国では3種類の特定の着色料と表示され、他の国では全く表示されていないということがあります。
しかし、少なくとも1つの国では、今でもコチニールが使われています。
アメリカでは、カンパリはABV24%で販売され、着色料は「artificially colored」と表示されています。
フランスでは、ABVは25%で、着色料はE122、E102、E133と表示されています。
お隣のスペインでは、特別な色は表示されていませんが、こちらもABV25%で販売されています。
アルゼンチンでも同じようですが(Eの数字の代わりにINSが付いています)、プルーフは28.5%です。
ブラジルでも同じで、グルテンフリーと表示されています。
トロントでは25%で販売されており、色は単に「カラー」と誤記(冗談!)されています。
オーストラリアでは25%で販売されており、特に色の表示はありません。
マレーシアでも同じで、25%で色の表示はありません。
日本では、25%で販売されているようです。 日本語の準備ができていて、着色料や卵について何か書いてあるかどうかわかる人はいませんか?
(ある読者からの回答です。 “赤102号、黄5号、青1号。
イスラエルでは、アルコール度数25%で販売されており、着色料としてE122、E102、E133が記載されています。
アイスランドでは、ABV21%で販売されており、特別な色の表示はありません。
ここからが本当に面白いところです。
スウェーデン政府のウェブサイトには着色料がE120と記載されているので、単に古いのかなと思っていましたが、最近友人がボトルを手にしたところ、スウェーデンのカンパリにはまだコチニールが入っているそうです。 さらに、ABV21%で販売されています。
Update: ツイッターでメキシコのボトルの写真が送られてきましたが、こちらにもコチニールが入っています。
さらに面白いのは、ジャマイカのカンパリのボトルです。
- 「Blended and bottled in Jamaica… by J Wray & Nephew」
- 28.アルコール度数5%
- 「卵を含む」
「卵を含む」。 皆さん、これは興味深いニュースですね。 通常、ワインやビール、スピリッツ(卵ベースのリキュールではない)に卵が使われている場合、卵は製品を透明にするためにろ過する工程で使われています。 カンパリにもこのように卵が使われていると考えるのが妥当だと思います。
私の推測では、ジャマイカには菜食主義者の多いラスタファリアンのコミュニティがあるため、卵で清澄化された製品にはラベル表示が義務付けられているのではないかと思います。
これが意味するところは、コチニールという昆虫の色素を取り除いても(スウェーデンとメキシコを除く)、少なくともジャマイカのカンパリはまだヴィーガンではないということです。
問題は、他の国ではどうなのかということですが、私はカンパリがまだヴィーガンではないことに賭けるつもりです。